プロジェクトマネージャーとは、情報システム開発のプロジェクト責任者で、
プロジェクトの計画、推進・管理する業務を行う職業です。計画に基づいて、プロジェクトチームを結成し、そのために必要な資金、 人材、資材、等を確保しプロジェクトを遂行します。
さらに、予算、納期、品質などを管理し、常にプロジェクトが円滑に進むように進捗状況を把握し、問題や将来起こりうる課題を認識し、適切な対策・対応を実施することによって、プロジェクトの目的を達成していきます。
プロジェクトマネージャーは、エンジニアか管理職かという質問がでることがありますが、これはプロジェクトによって異なるといってよいでしょう。また、個人のスタイルによっても異なります。技術者出身のプロジェクトマネージャーは、技術的な面まで管理する場合もあります。反対に深い技術への知識がないプロジェクトマネージャーであってもプロジェクトを円滑に進めることができる場合もあります。
情報処理技術者試験の中に「プロジェクトマネージャ」という資格がありますが、この資格はシステム開発プロジェクトの責任者として、プロジェ クト計画の作成や資源の調達、プロジェクトの推進を行うために必要な知識・技術の証明となる資格で、まさにプロジェクトマネージャーとしての役割、職務に直結する資格と言えるでしょう。情報処理技術者試験のなかでももっとも困難な資格の一つであり、その合格率は10%以下といわれています。(プロジェクトマネージャの試験を取得していなくとも、優秀なプロジェクトマネージャはたくさんいますので、資格を必ずしも取得する必要はありません。)
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