データベースとは、
様々な目的の為に整理されたデータの集まりであり、そのデータを保存、抽出することのできる仕組みです。データベースエンジニアとは、企業が持つ膨大な顧客情報や商品情報などのデータを管理するデータベースを設計・構築するエンジニアです。例えば、銀行の顧客情報は、いろいろ属性に分けられて管理されています。顧客名(50音順)、地域、年齢、生年月日、利用頻度、預金残高・・・など。これらの情報を管理し、運用しているのがデータベースです。このデータベースを効率よく検索・抽出・蓄積していくシステムを構築したり、運用したりするのが主なデータベースエンジニアの仕事です。
このように説明してしまうと難しく聞こえるかもしれませんが、実際は、私たちも日常にデータベースを利用しています。例えば、携帯電話の電話帳に入っている友達のアドレスや電話番号もそのひとつです。友達の名前を50音順に探して、電話をかけるはずです。これもデータベースの一種です。また、あなたは、自分のマンガ本、CD、などを整理するときにどのように並べるでしょうか?新しい順番、利用頻度の多い順番、50音順、作家順(アーティスト順)などわかりやすく整理し並べるはずです。これもマンガ本、CDの棚の中にデータベースを作っているのと同じことです。
データベースは、企業規模・システム規模にかかわらず、必ず必要な根底を支える仕組みです。エンジニアとしては、特殊な能力というよりも、必須項目と考えて勉強するのがよいでしょう。
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